Mathematica による QE 計算の基本
ここでは、数式処理システム Mathematica による QE 計算に必要な事項について説明します。
Mathematica での数式一般の扱い方については Mathematica による計算の基本 を参照してください。
Mathematica の論理演算
- 連言(かつ):
- f1 && … && fn
- And[f1,…,fn]
- 選言(または):
- f1 || … || fn
- Or[f1,…,fn]
- 否定(…でない):
- ! f
- Not[f]
- 含意(ならば):
- f [Esc] => [Esc] g
- Escapeキーを押してから => と書き、さらにEscapeキーを押してから右辺を書きます。
- Implies[f, g]
- f [Esc] => [Esc] g
- 同値:
- Equivalent[f, g]
Mathematica における量化子(限量子, 限量記号)
- 存在量化子(存在して): – ある が存在して が成り立つ
- Exists[x, f]
- 全称量化子(すべての): – すべての に対して が成り立つ
- ForAll[x, f]
- 量化子がついた変数を「束縛変数」と呼びます。
- 量化子がついていない変数を「自由変数」と呼びます。
Mathematica における量化子消去 (QE)
- Reduce[L, Reals]
- L: 論理式
- Reals: 実数の範囲内で問題を解くためのオプション